私は可愛くなかった
こないだ、新卒紹介経由で求人を紹介してもらった会社に面接に行った。
事前情報によると「明るい感じの人を求めている」とのことだった。
私は初対面ではそう思われないのだが以外とよく喋り、暗い人間ではない。
だけど初対面の人にはなぜか物静かそうに思われるので話をしてみると見た目とのギャップがあるらしい。
友人と喋っていると近くにいる男子に「あの清楚系な○○さんが!」とよくざわつかれてがっかりされる。さーせん。
どうでも良い情報をはさんでしまったが、話を戻すと初対面でも明るく見えるのにはどうしたらいいか考えた。
で、結果
1、笑顔
2、声を大きく
というクソ当たり前のことしか頭に浮かんでこなかったがこれを当日実行することにした。
あと、面接は明るいことも当然だが、はきはきとした受け答えと素直さ(笑)が大事だと小耳に挟んでいたので
それらを兼ね備えている友人を思い浮かべて面接に臨んだ。
その友人は「えーすごーい!へーそうなんですねー!そんなことないですぅー!わー頑張りまーす!」みたいな典型的にもてる愛され女子である。ほら面接と合コンは一緒だよって言うじゃん・・・
だからそんなこんなで面接当日の私の目指す雰囲気は(((o(*゚▽゚*)o)))←こんな感じ。
今思うと間違えている。けれどそのときの私はとにかく必死だったので、面接は頑張った。
一生懸命元気いっぱいさを出し、一生懸命きゃぴきゃぴしてきた!
しかし結果は・・・やっぱり不採用。
でこれは求人紹介サイトの求人なので不採用理由が就活生に伝えられるのだけど、そこに書いてあったのが
「コミュニケーションがしづらい
元気とバイタリティーが足りない」
コミュニwwwケーションwwwがしづらいwww
このメールを見た時に声をだして笑った。面白い。めっちゃ面白い。まったくオブラートに包んでいない。
ということで元気さをアピールしたものの空回りをして変なやつになってしまい、なおかつ元気さが伝わらなかったという一個も上手くいかない結果となった。
そもそも明るく、快活で素直さを持ち合わせている人間で(((o(*゚▽゚*)o)))←これを目指すのはいけなかった。
いや、それで合っているのかもしれないけど元の自分と比べるとぜんぜん違う人格になってしまってちぐはぐなバランスの取れていない気持ち悪い人間になってしまったのだと思う。
面接はありのままの姿を見せるんだよって言われるけどありのまま行ったら緊張して終始もじもじして終わるので、いっちょキャピキャピしたキャラでものせたるか!とおもったら失敗した。
キャラをのせるとしたらどっちかと言うと自分にはクール()なほうが良かったと思う。快活で素直さを持つ大人(?)な人間を目指せば自分とのギャップがなくなったのに。まあこの場合、明るさは一旦置いとくことになると思うんですが・・・
色々考えてみると私の性格って可愛くないなって痛感した。キャハハハみたいな人とは真逆のとこにいる人間であることが証明されてしまったのだ。アイドルの話をしているときだけめちゃくちゃテンション高くてキャハハハみたいなことになっているが、普通のときはいたってテンションが普通というかリアクションの薄い、冷めた人間であることを改めて自覚した。